最近、SNSで話題となったのが「Keriaが教える敵ジャングルの位置の見つけ方」という動画。
このショート動画は、世界最強のSUP T1のKeria選手が、BOTレーンでレーン戦中に敵JGの位置をどうやって見つけるか?推測するか?を言語化した動画となっています。
今回は、このKeria選手の説明している「敵JGの位置の見つけ方」について、もう少し補足して細かく解説したいと思います。
ショート動画で話題!「Keriaが教える敵JGの位置の見つけ方」
ショート動画(主にYouTubeショート)で話題となっているのが、「Keriaが教える敵JGの位置の見つけ方」というタイトルの動画。
▼ こちらが本動画
この動画は、「BOTレーン戦中に、視界で情報をとれていない敵JGの位置を把握する」という高度なテクニックについてKeria選手が説明しており、
とても参考になった
これはKRの高レートだから成り立つ
自分が真似してこれやると森から3人目が出てきて普通にしばかれる未来しか見えない
などの意見が見られます。
ただ、
- なぜフックをすると敵JGの位置がわかるの?
- なぜMIDの動きを見ると敵JGの位置がわかるの?
という疑問が沸く方もいるかと思いますので、詳しく解説してみます。
Keriaが教える敵JGの位置の見つけ方① 相手にフックで仕掛けて位置予測
まず初めに、ノーチラスを使っているKeria選手が敵のSUPであるバードを引っ張った理由から。
一回引っ張ってみようか?もうわかんないから。どうせ死なないしな。相手がどう動くか見てみよう
Keria選手はノーチラスのフックで仕掛けるタイミングでこう話しています。ただ、これは「適当にフックでしかければ敵JGの位置がわかる」という話ではありません。このノーチラスのフックには以下のような条件があります。
- 味方ADCも自分もHPが十分(9割以上)ある
- 相手のミニオンがビッグウェーブではない
- スキルCDがすべて上がっている
- 相手のオールインが強くない
- 奥のブッシュまでワードで視界がとれており、ブッシュにJGが潜んでいる可能性がない
まず前提として、マッチアップとしてカイサ・ノーチラス VS ゼリ・バードなので、相手の3レベルのオールインファイトがそこまで強くないという点があります。「どうせ死なないしな」の部分がこれに当たります。
ウェーブ込みで戦わないと相手に勝機はないので、純粋な2v2であれば「相手はフックで仕掛けられたら引きながらファイト」が通常。ここで前に出てくるようであれば、敵JGが近くにいる(BOTサイドにいる)のがほぼ確定するということ。なので、Keria選手もフックした瞬間に敵BOT組の動きを見ながら、JGがいた場合を想定してすぐに引きつつ判断しています。
このほかにも、以下のような細かい内容を加味してフック判断をしています。
- フラッシュが残っているため、敵JGのレーンガンクのタイミングとたまたま重なってもデスのリスクがほぼない
- 自陣トライブッシュにワードがあり味方JGがクルグを狩っていて近いため、ドラゴンピット裏からのガンクも視界に移ったら回避もしくはファイトできる
- そもそも敵JG目線は上カニが取れており、レーン主導権もレンジTOPであるTFが握りやすい状況で、ヴォイドグラブを優先する確率が高い
LoLはその場その場で状況が変わり考えることが多いので、この辺りはまあ運任せでやってもそこまで問題ではない程度ですが、ここまで試合中に考えられればいいですね…。(難しい)
Keriaが教える敵JGの位置の見つけ方② MIDの動きで位置予測
続いて、Keria選手がMIDの動きを見た理由について。
これは、初心者でも参考にしやすいJG位置予測方法なので、ぜひ覚えておくのが良いです。
この動画では、明らかに敵MIDのカシオペアが上側ムーブをしているため、敵JG位置は上側だと推測できます。
この動きでの敵JG位置予測は「MIDレーナーは味方JGに近い側にポジションをとる」という基本原理を生かした推測です。一応、「視界をとっている側にポジションをとる」という基本原理もあるため、相手の黄トリを壊したタイミングでとっているポジションの方がより敵JG位置予測の参考にしやすいです。
レートが上がれば上がるほど、こういった基本的な動きはどのレーナーもやってくるようになるので、参考にしてみましょう。(エメラルドくらいまでは参考にならない動きの人も多分います)
また、ちょうどヴォイドグラブとドラゴンが沸いたタイミング。5分タイミングでのヴォイドが沸いているので、おそらくヴォイド実装当初の映像です。ヴォイドグラブの6スタックがかなり強力とされていた時期なので、ヴァイもせっかく主導権のあるTOP側アクションを重く見ることは想定しやすいでしょう。そして敵MIDのカシオペアも、ヴォイドグラブが重要であるからこそ、いつでもバロンピット側に寄れるようにポジション取りをしています。
そういった諸々の背景込みで、リスクを最小限に抑えた「敵JGの位置の見つけ方」が、Keria選手の説明している内容なのです。
実際、敵BOT組がなんとなく適当にプレイしていたり、敵MIDのカシオペアも適当に上側にポジショニングしていたら、ヴァイと遭遇していた可能性は十分ありえます。前述したような細かい状況判断の数々を通して、敵JGの位置予測精度を上げていけると理想的です。
まとめ
最後に、Keria選手はこれら2つの方法で敵JGの位置予測を行ないましたが、「フックをして、フック後にMIDを見て確認する」ことに意味があるわけではありません。
動画だけだとフック後にMIDを見ることに意味があると思ってしまう人もいるかもしれませんが、それぞれは独立した確認方法です。無理に仕掛けてその後MIDを見るなどはしないようにしましょう。
